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チョロい日記

自由に書けと言われた気がしたので自由に書きます

マイクテスト役のアドリブは総じてつまらない気がする

 どうせ大学時代の黒な思い出になると諦観しつつも、昨日はインターネットラジオ配信のシステム的なものを考えていた。ミキサーとかマイクとかレコーダーとか必要な機材を借りて、小規模にもインターネットラジオを始めてみよう、と意気込んでいる。やるからには凝る性格なので、この準備の段階で今後の放送の選択肢を減らしたくないなと、とても慎重にやっていた。番組とかも、他のサークルノリなモノとは一線を画したい、とかわがままを言ってメンバーにはついてきてもらっている。振り回してる、というのが正確な表現かもしれない。

 そんな感じで、テスト入力・収録をしようとしていた昨日15時頃。マイクの入力具合を試すために、なんでもいいからしゃべってみて、と友人に頼んでみた。なにをしゃべるかなんて指定するつもりは何もなかったので、「マイクテスト、ワン、ツー」とか「ツェー」とか、「あー」とか全然そういうテンプレみたいなので良かった。それなのに、適当にラジオ番組風MCをし始めたのだ。しかも、その内容が結構つまらない。お世辞にも面白いとは言えない内輪ネタのオンパレードだった。

 

 驚いたのは、その人が普段からなかなか面白い話をする人だったからだ。彼の見聞の深さには、頭があがらないと思う瞬間が今まで何度もあった。知的好奇心が旺盛、どんな話題にも食いついてくる獰猛っぷりを、一周回ってリスペクトなんてこともあった。こう書くとなんか悪口みたいだけど、本当にそういう意味ではなく、しゃべりは彼に任せておけば安心というのが間違いなくあったのだ。そんな彼がこのように気恥ずかしさを全面に出してしまうとは、正直この先が思いやられる。

 何度も言うが、愚痴ではない。マイクは少なからずも、人のしゃべりのコンディションに悪い影響を与えるというすごく当たり前なことを学んだ、というだけのことである。ここまで好き勝手に書いておいて、いざ自分もそのターンとなってしまったら、その人と同じ選択をとっていそうだ。テスト段階は、合図があるまでなるべく長時間喋り続けることが要求される。いつまでたっても「あー」と呻いているのも、やっぱり退屈だろう。僕もそいつほどではないが典型的な「コミュ障」ではない。けれど機転を悪い方向に利かせ、余計なサービス精神を発揮していそうだ。

 

 でも逆に、マイクを持つとテンションが上がって饒舌になる人もこの世にはいる。芸能人とか、特に結婚式のスピーチを急に任される人とかそうなんじゃないかな。あの類は頭の回転が早い、とかじゃなくて、単純に「慣れ」なんだろうなと最近思う。きっと無の状態から何かを生み出す方程式を何パターンも持っていて、喋るという行為はそのアウトプットに過ぎないという思考なんだろう。羨ましい。

 マイクテストをする機会が人生のうち、あと何回あるのだろう。人によっては、そんなこととは無縁なまま生きていくだろうし、全然他人事と捉えられても良いんだろうけど、誰かにあなたならどんなマイクテストをしますか、とインタビューしてみたいものだ。もちろんマイクなど通さない、このインターネット上で。