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伝えたいことと、書きたいことのあいだ

薄々お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、カミングアウトします。先ほど15時頃に更新したタグ「ユーミンについて」おしらせ記事は、実は予約投稿で、本当は数日前の深夜に入稿したものでした。つまり、あの構想はもうずいぶんと前から練ってあったものだったということです。…それはそうでしょう。昼間は勉学に励み、夜はバイトに懸命になる学生に(いくら空きコマがあるとはいえ)あれほど無意味なことを考え、あれほど長い文章を飽きずに書けるような時間と余裕は、なかなかありません。もうどうしようもなく暇だったGWくらいにしか、できない業です。…では、なぜそのような面倒くさいことをしたのか?普通に投稿しても何もヘンな事ではないのに、なぜ遠慮するかのように予約投稿を設定したのか?もっともふさわしい理由は、記念すべき(?)1回目にどんなアルバム・どんな曲を持ってくるべきかをウンウン考える時間がたんまり欲しかったから、になるのでしょうかね。

 

前記事で少し触れたとおり、キャリアの長いユーミンのアルバムは、37枚にもわたります(しかもほとんどが10曲しっかり詰まっています)。アイドル等への提供曲だって、無数にある。ベスト盤すら5種類も出しています。本当に、これから「聴こう!」って方には多すぎる作品数です。おまけに、作品の知名度やクオリティは人それぞれ。有名だけど好きでない曲、無名なのにとても良い曲、、判断基準が全然違います。…つまり、人にどうしてもそれを好きになってほしければ、かなり慎重になることが求められるのです。アレンジのジャンル、発売年、タイアップの有無、大小を素直に自己流で分類し、相手の趣味嗜好に忠実に沿って、「とりあえずこれを聴いてみて」と一点提示、そのあと相手が思うようにハマってくれたことも考えて、おすすめする順序を組み立てていく(まあ、相手の趣味嗜好に沿う、なんてことはブログでは無理ですね。そこにブログ特有の魅力があるとは思うのですが)。もちろん、ユーミンに限った話ではありませんよね。僕なら、BUMPは「ユグドラシル」のあとに「RAY」を、サカナクションは「DocumentaLy」のあとに「シンシロ」を、セカオワは「ENTERTAINMENT」のあとに「EARTH」を聴いてほしいと思う。たぶん。

 

それほど複雑なことではありません。誰もが、人に「伝える」となった時、話す順序を考えますよね。それと同じです。点数が悪いテストと、点数が良いテスト、どちらを先に見せればお母さんが好反応を見せてくれるのか、そんな子供でも考えそうなことにも無理やり当てはめられます。…たしかに、"書きたいように書く"というのが大前提であり、優先されるべきことであるのは間違いないのですが、受け手を意識し(小田和正の歌ではないですが)「何から伝えればいいのか」を十分検討するということは、日常でいたってふつうに求められる姿勢です。というか、”全世界に公開される”という仕組みを持ったウェブブログの執筆者は、意識的もしくは無意識的にその宿命のようなものを抱えているはずですよね。みんな、どこかで「見てもらいたい」と思っているはず…だって、ただ「ひとりごとをタラタラとしゃべっていたい」のならば、非公開で記事を更新しますからね。…そんなことを考えているうちに、「こんな特集記事のようなタグをつくるならば、バリバリ受け手を意識してしまおう」という結論に至ったわけです。それで、結局、紹介する曲もしくはアルバムは、決まったのか?…正直言って、まだ決めかねている段階です。あれもこれもいい…と悩みます。自分の見聞の深さとも相談しなくてはいけません。もう少しで決着をつけますよ。