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どこから辿れば遡れば、ということで

まともな日常 気ままな音楽レビュー

4月1日。新年度の幕開けの日であり、エイプリルフールでもありました。他愛ない類のものから不謹慎な類のものまで、仕事の隙に胸に秘めていたかのような、もしくは周りに無意識に急かされて一所懸命に凝ったかのような様々な形の嘘がSNSで競合するさまを眺めながら、僕も「どんな嘘をつこうかな」と考えてはみたものです。やっぱり僕も「彼女ができた」とかいう、旅行券が賞品となってる企業の簡単な穴埋めクイズのような、単純な嘘をついてすぐさまネタばらしをし、ハロウィーンに代表されるような世間のイベントには、忘れずに参加しているのだと自己満足するのもアリだとは思ったのですが、考えついたのがすでに午後であり、「午前中しか嘘をついてはいけない」という、もしかしたらローカルルールに過ぎないかもしれない縛りを前にして断念した次第でございます。しかし、大企業が考える嘘のコメディレベルは凄いですよね。面白さをウリにしているタレント等(中には信念がありこのイベントに参加していない方もいるかもしれませんが)よりも面白いというこの現状は、YouTuberとしてネタ作りをしていく僕も、真摯に受け止めようと思っています。

 

たしか昨年か一昨年のちょうどこの日、同じように4月1日を題材にして記事を書いたのを思い出しました。その時はまだ高校生ということで、受験という見えない敵に敬遠して「いよいよ新年度が始まってしまう」と強迫観念めいたものに潰されているという報告に過ぎない、記事の終わり方をしたと思います。しかし今年のこの時期は、前記事にも書いたとおり、人生で一番最高な時期にあたるのではないでしょうか。今は、「新年度の始まり」ではなく、「エイプリルフール」を題材にして書くことができます。ただし、もちろん嘘はつき忘れたので、違うエイプリルフールについて書こうと思います。僕も昨年知ったばかりなのですが、日本には昔「エイプリル・フール」というバンドがいたそうです。といっても、地方の高校生がやっている小規模な、保守的なバンドではありません。のちに日本の音楽界に多大な影響をもたらす細野晴臣さんや、アイドルソングの作詞に携わる松本隆さん、シンガーソングライターとして活躍することになる小坂忠さんが在籍していたバンドでした。

 

しかし、「このままではたぶん知ったきりで、これからの僕の知ったかぶりに駆り出されるだけの知識になってしまう。せっかくエイプリルフールなのだし聞いてみよう」とやや前かがみになっても、YouTubeで検索した限りでは残念ながら彼らの音源らしいものを探し出すことはできませんでした(きっと少し外をふらつけばすぐに巡り逢えると思うのですが、今の僕のように在宅では無理でしょう)。ということで、ここで、これは記事ネタにするまでと諦めて「漁り」をやめてしまってもよかったのですが、幸運なことか、先にあげたうちの一人、細野晴臣さんの音楽経歴を辿ってみることに前から興味があったということを思い出しました。ほかの大学に進学することになったら、それを講義として音楽史として感受したいと思ったくらい、細野さんは興味深い人だと思っています。そこで今日は嘘をつくかわりに、ずっとYouTubeで「はっぴいえんど」を聴いていました。知っている方はいると思いますが、「はっぴいえんど」は歌謡曲も四畳半フォークも英語のロックも嫌った、育ちのいいお坊ちゃんたちによるバンドで、日本語ロックのさきがけと音楽界では崇拝の対象になっているほどの"すごいバンド"です。1970年代初頭から活動している、細野晴臣さん、鈴木茂さん、松本隆さん、そして一昨年急逝された大瀧詠一さん、という(今となっては)豪華な4人組のバンド。彼らをルーツに持つミュージシャンはやはり多く、セールスは前衛すぎて世間の大多数には受け入れられなかったからか、イマイチだったものの、最早"神格化"されている存在です。僕もいつかは、音楽史として、もはや人生の教科書として、"ちゃんと"聴き込みたいと思っていました。まあ、おそらくネットを片っ端から回っても十分に博識あるとは言えないでしょうから、今回もまだ俄かな部類に入るのでしょうが、お気に入りの曲を紹介します。

 

空色のくれよん、風をあつめて、はいからはくち / はっぴいえんど

といっても、1曲で済ますわけにもいかなく、また気に入った曲単体でのアップロードも無かったので、この動画を紹介します。「空色のくれよん」、「風をあつめて」、「はいからはくち」。どれも「風街ろまん」というアルバムに収録されている彼らの楽曲です。実は僕はこの中の最後の曲、「はいからはくち」が特に最近のマイブームなのです(「風をあつめて」はもう聴き飽きるくらい好きです)。月並みですが「今の時代に新作として聴いても新鮮」と感心するくらい、不思議なパワーがあって。パーカッションが左右の耳を刺戟するあたり、面白いなあと思うんですよね(昔はレコードだからどうなっているのか良く分かりませんが)。声も好きだし。"はいから"と"肺から吐く血"を掛けたというのも(Wikipedia参照)、僕はナイスアイデアだと思います。支離滅裂でちゃんとした文章が書けないのですが、とにかく僕は古臭いのに新しい感じが大好きです。バイト代が入ったらすぐ買いたいくらい、そして大事に手元に置いておきたいくらい欲しい。なるべく安く手に入れたいのですが(笑)

 

しんしんしん / はっぴいえんど

次第に寄り道ということで、前にTwitterのフォロワーさんにすすめられた曲「しんしんしん」も、何度もリピートしていました。左から食い込んでくるようなベースの主張が、最高にクセになるんです。他にもソロ曲で、前に源さんが弾き語りをしているのをコンサートで見た「冬越え」なども再生し、最終的には、数年前にどこかで行われただろう「ろっかばいまいべいびい」(西岡恭蔵さんへの提供曲?)のライブ映像に癒されてウトウトもしていました(本当に心地よかったです)。さすがにYMOやアイドルへの提供曲となると、範囲が広すぎて(本当に偉大なコトです)日が暮れてしまうということで、いつかの機会に先送りとしましたが、飽きませんねYouTubeでの「漁り」は。というよりかは、新しい音楽に触れるというのはやはり楽しい、ということに改めて気づかされたのだと思います。この感覚を忘れないでいたいです。

 

ろっかばいまいべいびい / 細野晴臣

持ちが良いのでなかなか買い換えない、ウォークマンの8GBという狭い狭い制限の中にたくさんの音楽を放り込むのは難しいという単純な言い訳という名の理由から、意識的に、新しい音楽には触れないでおこう、機が熟すのを待とう(ハマってしまうとお金もかかるし、とのことで)としていた自分とはかけ離れて、1日をYouTubeで過ごすのも悪くないなと、そして、こんな幸せな環境にある現代に生まれて、また、こんな暇な時間を作ることができて、本当に良かったと思いました。みなさんも遠慮せずに、YouTubeを最大限活用すると数倍くらいかは楽しくなるのかなと思います。僕は、プロフィール欄に書いてあるような目標を達成するという名目でやっと動き出したのですがね。そういえば、つい最近「WOWOW メンバーズオンデマンド」という、我が家のようにWOWOWを契約している家庭には最高なサービスがあるのを知りました(同時にちょっと損したような気分にもなりましたが)。WOWOWで放映されていた作品を、無料タブレットスマホで見ることができるというのです。次はこれを活躍させて、名作映画にも手を出してみたいなと思います。少しいろいろ調べてみると、思いがけぬ出会いがあるもんですね。そして、今からYMOをどんどん聞いていきます。