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3月29日のTHEAfterBand

気ままな音楽レビュー

音楽レビューとかライブレポとかいう類のものは、きっと書き手を取り巻く環境を無にして書かなきゃいけないものだと思っています。読者は単純に、対象となっているアーティストについてを知りたいわけで、その"暗黙の了解"みたいなものを守らず自由に書かれたものを見せられたら、「おまえの高校時代のバンド経験なんてひとつも聞いてねえわボケ」と大目玉を食らうでしょうし、アーティスト側にとってもきっと迷惑でしょう(もちろんそのアーティストに対する溢れんばかりの私的な愛情ならば大歓迎されるでしょうし、僕もそちらの方が親しみやすく感じるときはあります)。しかし、ここは一介の男子大学生が自己満足のために運営しているブログ。僕みたいなアマちゃんは、それは許されることなのではないでしょうか。もちろん誰が見ているのか分からないので悪質な誹謗中傷等は避けますが(そもそも自分はする側の人間ではないと思います)、ありのままに感じたことを文章に抽出するというのはきっと大事だし、楽しいはず。もしかしたら誰かに苦言を呈されるかもしれないですが、単なる「趣味程度」であることを頭に入れておいてくださると助かります。ということで、適当に綴っていこうかなと思っております。まず、ちゃんと続くのか不安ですが。

 

さて、1回目は(少し手前味噌な感じもしますが)昨日見てきた「THEAfterBand」という、友人の属すバンドのライブレポにいたしましょう。とある高校の軽音楽部の卒業ライブという形で、ライブハウスを貸し切ってやっておられました。MCでは典型的な内輪ノリ感がとまらなくて、個人的に僕は大好きでしたね。ところで、こういう高校生バンドウォッチャーとかって世間にいないんですかね。楽しそうですよね、勝手にインタビューとかやっちゃってブログで大々的に紹介。その後そのブログの影響でインディーズレーベルに拾われちゃったりして。バイトも無事決まりましたし、まあまずは手始めに、友人のやってるバンドのライブにどんどんお邪魔して、このブログで紹介していっちゃいましょか。え、まったく影響力ないからやめとけ?うるせえ。

 

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(割と好きなのが、mamsというバンド。「さらば青春」良かったなあ)

ライブ自体は13:30open、14:00startだったので、ケチケチな僕は元をとろうと最初からずっといましたが、お目当てのアフバン(THEAfterBandの通称)は大トリでした。出番の時には、それまでずっと後方で大人見だったものの、正直ちょっと疲れちゃってましたね。いやいや、退屈だったわけではなくて、もう十分楽しかったんですよ。とても同年代とは思えないクオリティのバンドから、驚くほどヘタなバンドまでピンキリで、また、ゴリゴリなハードロックをやるバンドから、J-POP、ボカロ曲もカバーするバンドまでと、バリエーションに富んでいる(もちろん、ジミヘンをコピーするような渋いバンドは皆無でしたが)幕の内弁当のようなライブで、同じ部活にいても、それぞれが違う感性を持っているということに感心した次第です。ただ共通して言えるのは、どれも自分にはできないものであって、また出演者みんなが思い切り今を楽しんでいるということ。簡単に言えば、ひとつになっているということですね。そういうところはさすが「部活」なのでしょうか。しっかり団結力は全くその内情を知らない僕のところにも伝わってきています。リスペクトです。春から新しく、少し前までは赤の他人だった人とバンドを組むかもしれない僕には、良い刺激になりました。

 

というわけで何だかんだで出番。転換の間に、「やっとだ!」という感じでツレと一緒に前列の左側(ギター側)に移動してやりましたよ。会場はじわりじわりと混んできていて、もうこの時は結構大変だったんですが。照明が消え、SEとともに登場し、音合わせ。「こんにちは、The After Bandです!」的なことを言い(記憶が曖昧、録音すればよかった泣)、はじまったのは[Alexandros]の「starrrrrrr」ロキノン系を聴くリスナーには比較的有名な曲なので、1曲目から会場の熱気ボルテージはMAXでした。僕は前記事で書いた通り、9月の文化祭のライブも見たのですが、たしかその時もこの曲をやっていて、コピー曲の中ではやっぱりこれが1番盛り上がっていたんじゃないかなあ。続いては、えーと、サンボマスター「ミラクルをキミとおこしたいんです」だったと思います(やってる曲は全部把握してるつもりですが、曲順がちょっと分からない…やっぱり録音しとけばよかった泣)。Yu-Kiくん(Vo.)が白いギターをスタンドに置き、ハンドマイクで会場をさらに煽る。それにオーディエンスは当たり前のように応える…バンドマンにとってまさに理想の風景が、そこにはありました。

 

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(THEAfterBand、こんな感じでとても盛り上がってます。まるまる君、めっちゃ笑顔)

他にも数曲、カバー曲の連続。ELLEGARDEN「ジターバグ」、ALLiSTER「チェリー(スピッツcover)」、nobody knows+ 「ココロオドル」、どれも盛り上がり必至のライブチューンです。と書くと、少し聞こえが悪く感じられる方もいるかもしれませんが、誰もが知っている音楽で盛り上がることのできる、という当たり前のことでもう十分素晴らしいんじゃないかと思うんですよね。実際、僕もそっちの方が楽しかったし、安心する(笑)勝手な想像ですが、きっとこれは、お客さんへの配慮もしくは「盛り上がるライブにしたい」という思いが反映された結果だったのではないでしょうか。メンバーひとりひとりがパワフルで、コーラスもしっかりサボらず、バンドに対するそれぞれの本気度が、カバー曲だからこそ目立つなんてことはあるんです。ちなみに僕は、カバー曲の部では「チェリー」が一番好き。「きっと想像した以上に騒がしい未来が僕を待ってる」という歌詞がひときわ強く聞こえてきて、「ああ、そういえばこれは卒業ライブなんだ」と勝手に感情移入し、なぜかホロリしそうに。

 

そして陽はまた昇る / THEAfterBand

Dear my all things / THEAfterBand

YouTubeで公開されている別の日のライブ動画と、スタジオ音源です)

さて、ここからはオリジナル曲の部。全3曲。彼がMCで言っていたように、右側に小さくもうけられた物販スペースには無料配布のデモ盤「アフバンのデモ盤 1」が置いてあって、そこからの披露です。1曲目は「そして陽はまた昇る」。バラードだからというのもあり、ひとつひとつ言葉がしっかり耳に入ってきました。歌詞カードがデモ盤についていないのが惜しいくらい、歌詞を今一度読みたいですね。途中の、いとーくん(Gt.)のギターソロも圧巻でした。2曲目は「Dear my all things」。上に貼り付けたURLで聞いてもらうとわかるとおり、1曲目とは打って変わって結構ノリノリな曲です。「やっぱり青春はこうでなくっちゃ!」という曲調です、良い意味で。そして、ここでたしか長いMCが入ったはず。スタジオ練習中の楽しい雰囲気を、そのまま持ってきたんじゃないかなというくらい、特にいとーくんとサトタイくん(Dr.)のキャラが立ってて、誘い笑いを起こしていました。絶対、やってて楽しいだろうなあ。

 

地平線 / THEAfterBand

そして、3曲目は「地平線」。正直、こんないい曲だったのかという感じです。ここに載せたライブでもそうですが、最後にとても似合う曲。そして、とても大切にしている曲なんじゃないかなと思います。数日前にメンバー一同夜景の綺麗な場所までドライブをしたらしく、だからなのか息もピッタリ。曲終了後、「ありがとうございました!」と、長い待機時間を経て、完璧にやり終えたぜと言わんばかりの彼らの表情は、僕にはとても羨ましく見えました。他のバンドのMCにもあった通り、彼らはひとりひとり後輩とメシに行ったりするように人付き合いを大事にしているみたいで、これだけ内輪で盛り上がれるフロアも、また、僕みたいな他人も同然な人を巻き込むことができるのも、彼らのそういう一面の賜物だったのではないかなあ、と納得できるのです。「総評」とするならば、1曲1曲もとても良かったのですが、やはりその空気が「かけがえのないものだった」として書きたいです。終了後の記念写真を持っていますが(ここには載せませんが)、みんなとても爽やかです。これで本当に無事卒業できたみたいで、よかった。立ち会えたことがただ嬉しいです。まるまる(Ba.)、また誘ってね。そして今度こそはちゃんと録音して、また書きたいと思っています。

 

<追記>天才(マジで思ってる)のいとーくんとサトタイくんとお話しできたのが結構嬉しかったりします。2ショット写真、大事にします。あと、他のバンドなんですがandymoriの「愛してやまない音楽を」のカバー、結構好きです。アカペラは、ガラリと空気を変えてました。繊細なコーラスが良くて、もしかしたら本人バージョンより好きかも(笑)耳をおさえながら、丁寧に歌うサトタイくんが印象的でした。