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成長?

旧ブログ(エキサイト)

「夏休み、勉強しましたか。まあ、もう過ぎてしまったことはしょうがないですから」受験生意識をさらに高めるために開かれた一昨日の学年集会で、校長が淡々と放ったこの言葉に、僕は少しの違和感をおぼえた。夏休み前あれ程口うるさかった勉強の強要が、少しユルくなったように感じられたからである。必死に勉強しなかったお前たちは今から取り組んでも手遅れだと見放したいのか、それとも今からでも間に合うから勉強してみろと応援したいのか。いや、どちらの解釈が正しいかなんてどうでもいいんだろう。ただ、しばらくこの息苦しさが増して続きそうだということに気づけたから。そうだった、僕はもう、あと少ししかないんだ。

 
夏休み、後悔の念はあるものの、ただ遊び呆けて過ごしたわけではない。前年さらに前年と比べて、今年は学習面でたしかに充実感に溢れている。例えば、文章が前よりも上手くなったと思う。それまでは、リズム感を重視し、読みにくくないか軽くチェックするに留まっていたが、今では言葉の意味をひとつひとつ丁寧に捉えて、誤読誤用をしていないかを気にかけることができるのだ。自己添削をしているうちにふと気づく、前よりもアカデミックな文章を書けているということに。このブログの文章がそうかは不明だが、重点的なトレーニングを遂行したのは間違いない。そして、これが自分の宝になった、ということも間違いないだろう。
 
将来は文章力を活かせる仕事に就きたい。朝井リョウの「情熱大陸」を見たとき、なぜかそう思った。ジャーナリスト、作家、コラムニスト、なんでも良い。とにかく文筆家は、僕の中にある表現者願望を一番叶えられそうで、魅力的なのである。夢はほかに何個かあった気がするけれど、とりあえず落ち着けたみたいである。志望理由書にも同じようなことを書いた。いつまでも足踏みしている感じは拭えないが、今年の夏は自分の方向性を決められたことが、一番の収穫であったのだろうか。