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或尾れお研究

旧ブログ(エキサイト)

今年初めに、僕の前に突然現れた"或尾れお"という謎の人物と、LINEのトーク機能でやり取りをすることが最近多くなった。それは「おはよう」「おやすみ」の他愛ない日常的なやり取りや、他人の悪口をはじめとする稚拙な話にとどまらず、有意義で興味深いテーマを必ず持っている。彼の、奇怪な覆面と、人とは少し違う思考回路から演出されるミステリアスな姿が、僕の彼に対する探究心を掻き立てるからかもしれない。履歴は長文で溢れかえり、白熱し、返信に数時間を要したことがしばしばあった。

 
たとえば、やり始めた当初は、両者の興味がある音楽グループ"SEKAI NO OWARI"について、彼らの歴史や特徴を明確に整理した上で、現在の立ち位置や願望を込めて予期する将来などを語り尽くした。「"ファン"という部外者にとって、アーティストを分析することは最高の楽しみである」という共通意識がそれを常に支え、言葉で捻出することが不可能だと判断すると、通話機能を用いることも少なくなかった。内容については、彼とのツイキャスで十分にお伝えした通りだから省略するとして、僕が楽しかったのは、この話題が時に全く違う話題へ発展すること自体である。「アーティストとファン間の、理想的な距離はどれくらいだと考えるか」から「いちファンの独占欲の存在をどこまで許容できるか」まで、だいたい彼が問題提起をして、僕が適当なリアクションをするという形でトークは進められていく。音楽の話題だけではなく、ツイートを中心とした文章の組み立て方について、リツイート機能で物申すことの是非について、なども取り扱った。おそらく何らかの美的感覚や美意識が彼と類似しているのだろう(彼は否定している)、今後飽きることはないように思える。そして、冒頭にも書いたとおり、まだまだ或尾れおについては謎があると勘ぐってしまう。もう1度直接会って、話を深めたい。その時は、二つの意味で、ぜひ覆面を外してもらいたい。
 
そういえば、彼とのLINE以来、僕の口はさらに悪くなったような気がする。彼は聞き上手なので、つい余計な事までしゃべってしまう危険性があるから、注意したい。たしかにその時、僕の脳は活性化して、狂喜に満ちていることに間違いはないが。