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インタビュアー VS インタビュアー <Part.1>

僕がブログというものに触れ合って、書いてみたいと思うようになったのは、中学1年生の頃。様々なブログ会社を転々とし、FC2ブログでこの長文をつらつらと書く文体が一番自分の中でしっくり来るという話は、前に何かの記事で書いたおぼえがあるから、きっとコアな読者様は知っているだろう。たしか中1の頃のブログは、当時僕が大好きだったカードゲーム、デュエルマスターズの攻略ブログと銘打って、おすすめのコンボ(組み合わせ)をひたすら紹介するような内容だったな。今となってはもう見れるかどうか分からないし、見たくはないから確認できないけれど、本当に支離滅裂な文章ばかりだった気がする。あの時からどのようにして、今のような安定したクオリティを届けられる記事に成長したか、自分でも見当がつかない。

そんな自称他称"プロブロガー"である僕がついに、インタビューを受けることになった。勿論、人生初である。将来の夢と言われたら、このブログの延長線上とは言いたくはないが、何か文を書く仕事になりたいと、人には応えてきた。特に自分が好きな音楽雑誌なんて担当できたらいいな、なんて思っていた。だから、将来は僕が、アーティストに取材するインタビュアーになるのじゃないか、と考えていた。その矢先にこれである。今まで僕がブログに費やしてきた時間が、労力が、このように、世間の注目をうけるという形で報われたことを思えば、こらえきれないものがあるのだ。1時間近く、僕の決意と熱意を語ってきた。

「この度は私たちの勝手なインタビューに応えていただきありがとうございます」「いえいえ、僕にとってこれが人生で初めてのインタビューですからね。つい正装して気合を入れてきちゃいました」「そうなんですか。あそーさんといえば、プロブロガーとして有名だから、もう少しキチンとした会社にインタビューされているのかと思いました」「君、ちょっと失礼じゃないか。ところでキチンとした会社と言ったけど、あなたたちは何ていう会社なんですか」「プロブロガーの会っていう名前です」「そうなんだ、何か会社っぽくないですね。どうだろう、ここで僕にもう少ししっかりした、カッコイイ名前をつけさせてくれないか」「それはなるべく、お断りしたいのです。何にせよ、もうこの名前で世間には広まってしまいましたから」「本当にそうなの?今僕初めてその名前聞いたよ。てっきりなんかの有志でやってるのかと思った」「はい、有志でやってます。ですが、ちゃんとした会社ですからご安心ください」「え、君たちさっきは自分で自分の会社のランクを下げるように、"もう少しキチンとした会社"って言ってたけど」「揚げ足をとるようなことはご勘弁願います」「そうだね。じゃあ、Mr.ProBlogerっていう名前にしよう、会社名」「それ、もしかしてすごくダサくないですか」「いいじゃん、今流行りの英語だよ」「英語の会社名にするのが世間では流行ってるんですか」「うん、たぶん。絶対"プロブロガーの会"なんていうヘンテコな名前よりはいいと思うよ。ほらいい機会だしさ」「会社名のことは置いておいて、早速インタビューに入らさせてください」「オッケー。Mr.ProBlogerね。オッケー」「はっきり言わせてもらいますが、それは絶対に嫌です」

「ではインタビューに入らさせていただきます」「どうぞ」「まずはこちら側で用意させていただいた質問に答えさせていただきます」「どうぞ」「プロブロガーと呼ばれている皆さん全員に必ず聞いていることです」「どうぞ」「もし本当に答えたくなかったら、答えなくていいですから」「わかってます、はい、どうぞ。どうぞ」「えーと、あそーさんはどのようにして、このような文章、文型で記事を書くようになったのですか」「もともと、僕は中1の頃からブログをやっているんです。中1だからほら、ネットにまだ全然触れてないでしょ。ブログは日記であるということは知ってても、世間に公開するものだから、自分の生活形態をつらつら書いても、見ている人はつまらいのではないか、と記事を更新するたびに不安になった。それを気をつければ気をつけるほど、内容が中心になっていくから、内容だけを書くような貧相な記事になってしまうし。そして、中1からすでに毎日更新するほど時間に余裕がなかった。だから、どちらかというと"生活記録"という本来のブログの意味から少しかけ離れてしまうかもしれないけど、作品として記事を残すようなことに一所懸命努力するようにしたんだ。作品ならほら、毎日更新しなくても済むでしょう。ゆっくりと時間をかけて、クオリティの高いものを制作すればいいのだから」「つまり、ブログはあそーさんにとっては、単なる生活記録だけではなく、作品であると」「そうだね、大まかに言えば」「ちなみに、プロブロガーの誰かの影響は受けているんですか。最近はコロンビア酒井さんとか有名ですよね」「コロンビアさんの文体とは全く違うでしょ。あの人は写真がかなり中心。ほかにも常備薬ジョージさんとかも有名だけど、それほどあの人のブログは読んだことないから影響を受けていないんじゃないかな」「つまり、自分でいちから築き上げたと」「そうだね、だから、書いている時はとても気持ちいい。というか、ブログに限らず自分を自由に表現しているときはいつでも気持ちいいものだよ、例えばピアノを弾いている時とか」

「え、あそーさんピアノ弾けるんですか。文化祭の記事を拝見したからてっきりギターだけかと」「はいはい、限定しない偏見持たない。どちらかというと、ピアノの方が上手です。昔はピアノ弾いてみた動画を結構Youtubeにアップロードしていた時期があったんだけど、知らないかな」「残念ながら、存じ上げておりません」「君もまだまだ勉強不足だね、ほかの読者様はみんな知っているよ」「頑張ります。ところで、ピアノは教室に行って習っていたのですか」「うん、小3から中1まで」「あら、そうなんですか。どちらかというと遅めなんですね」「うん、どちらかというとそうだね」「ピアノを習い始めたきっかけは何ですか。できるだけ詳しく教えてください」「小学校ってクラスにオルガンがあるじゃん。そこで昼休み、ピアノを弾いていた女の子がいて、まああとでそれはバッハの"メヌエット"だってわかってたんだけど、僕そのメロディに惚れちゃってさ。絶対自分でピアノでこの曲を弾いてみたいと思ったんだよね。だからピアノを習い始めて数ヶ月してこの曲が弾けるようになった時はすごく自分で感動して、1日中弾いてたかな、その曲を。不思議と飽きなかったんだよね」「へえ、じゃあ先ほどあそーさんが"YoutubeにUPしていた"と言った動画は全部"メヌエット"なんですか」「なんでそうなるの。それに"メヌエット"って結構ピアノ経験者にとっては初歩的な曲なんだよ、ほら数ヶ月で弾けちゃうんだもの」「そうですよね。ところで、今はどのようにしてピアノと触れ合ってるのですか」「教室に行くのをやめた今は、テレビラジオでよく流れているJ-POPを耳コピして適当に遊んでいるよ」「へえ、絶対音感あるのですか」「絶対音感だったら嬉しいんだけど、どうやら違うみたい。相対音感っていうのかな、それに近いものを使って耳コピしています。だから特別な才能を持っているというわけではないの……というか、絶対ピアノ上手くなった、教室に行くのをやめてから」「そうなんですか、意外ですね」「何というか、型にハマるのが嫌いなのかな。"これ練習してきて"って言われて練習するの嫌なんだよな」「ほう」「まあ、あの時先生に従っていれば、ピアノ教室をやめていなければ、もっと上手くなっていたかもしれないし、もしかしたらもっと下手になっていたかもしれないし、それは分からないけど、とにかく自分の好きな曲を自由に弾ける今がすごく楽しいんだ。基礎レッスンとしてピアノを習っといてよかったよ」「ピアノで世界征服してみたいと思ったことはありますか」「あなたと違って、世界征服をしたいとは思わないけど、大学行ってバンドを組むときは、ぜひキーボードをやりたいと思っているよ」「頑張れ」「いきなりタメ口になりましたね」「なぜか親近感感じちゃって」

*今回はここまで!次回、さらに続く二人の暴走トーク、お楽しみに!