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ついに、あいつが、スマホを買った。 (前編)

旧ブログ(FC2)

「文明の進歩によって(科学技術の発展によって)、それに人間が対応していけなくなり、いずれは人がそれに飲み込まれていってしまうのではないか」「ある程度の世界規模で技術が発達するため、均一化されてしまい、民族の個性がそれぞれなくなってしまっている」などという"技術の発達"にまつわる問題は、現代社会にとって非常に重要視されているとても難しい永遠のテーマであり、大学入試作成者にとってはお得意な、頻出分野であるだろう。具体的に例えるならば、そうだ、「SNS」という言葉がある。ソーシャル・ネットワーキング・サービス略してSNS。先日の記事にレビューを書いた村上春樹のヒット作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」でも、物語が進むための大事な要素になっていたくらい、世の流れに囚われたい人にとっては不可欠な存在になってきた。人間関係を特に大事にしたい日本人、にとってはこのような"気軽に参加しやすいコミュニティ"は出来るだけ長く住み着きたい場所なのかもしれない(これについての批判は、不問とする)。では、それに参加するために皆は何を経由しているのだろう。ネット環境、いや、それを含むパソコン。7年前くらいならその答えで良いのかもしれないが、いまや、それらを全てひっくるめて小型化した"スマートフォン"が主流だろう。我が国の「電話機の歴史」はポケットベルや、ショルダーホンあたりから始まったわけなのだが、それらの画像と比べるだけでも明らかに進歩がうかがえる、そしてもはや、これは電話ではない。メール送受信、スケジュール管理、SNSを含むインターネットの利用、音楽プレイヤー、ゲーム。「アプリ」という名でいろいろな機能を積み込むことができる、オリジナルに成長させることができるのだ。まさに"科学技術の発達"である。便利なものを与えられるとそれに甘え、なかなか、もとの状況下に戻ることができないのが人間だと考えると、この前深夜帯の番組に出ていた胡散臭い"スマホ専門家"が「スマホの高機能な技術に対応できず、ガラパゴスケータイにあえて戻す、もしくは2台持ちにするといった団塊の世代が増えている」という現状に対して言っていた「でも、ガラパゴスケータイは10年後くらいには消滅するだろう」という予想は案外あたっているのかもしれない。その技術についていけなくなった"団塊の世代"は、いずれ携帯すら持たなくなるのだから……なぜ、このようなつまらない、ありがたそうでありがたくないような話を、お堅い評論家口調もどきで、文型などは無視、大いに破綻した文で、話しているのかというと、実際にそのような出来事が僕に起こったばかりだからなのだ。そう。

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そのスマホを、ついに買った。友達に言われてこの前はじめて自覚したが、いつまでもパカパカ開いたり、カチカチボタンを打ったりするアナログなイメージだったらしい僕が、とうとうデジタルな製品を手に入れることになった。ある人にとっては、これは大問題らしく、とても面白いが、それについては話すと長くなりそうなのでさて置き。機種は「XPERIA A SH-04E」にした。現在、docomoが「ツートップ」として2013年夏商戦に向けて宣伝している新商品二本柱の片割れである。値段の面で安くなったらしく、いろいろなニュースサイトで盛り上がっている。そのツートップ作戦が発表された日の、テレビ東京ワールドビジネスサテライト」では、「docomoはとても大きな賭けをしている」といった解釈がなされていた。携帯電話会社大手4社のうち、iPhoneを導入していないのは、docomoだけ、そして業績的にも1人負けの状況が続いているのは周知の事実だ。何度も「docomoが今夏iPhoneを導入することがわかった」などと新聞、ニュース速報が流れていたが、結局はデマで、「これからは我が社のスマホ事業を推進させていく」と社長が正式に会見をし、iPhoneを導入しなかった。僕の友達の周りにも「自分の会社の製品を売りたいがために、iPhoneを導入しない、自己中心的な(少しニュアンスが違うけど)会社だからdocomoはクソだ」なんていう批判をする人もいる。ところが、この作戦が打ち出された。「この作戦でガラケーからスマホに乗り換える人が結構増えると思いますね」。まさしく僕がそれだ、価格設定がこのようでなければ、たぶん親のOKサインも出ていなくて、いつまでもガラケーとの日々を過ごしていただろう。docomoに復権の兆しあり。しかし、「今回この作戦で売れなかったら、流石に会社経営のためにもdocomoiPhoneを導入せざるを得ないでしょう」。iPhoneを販売するためのApple側から課せられた条件がいくら厳しいものでも、一番歴史あるこの会社が自ら破滅の道を選ぶとは到底思えない。ということで、もし、このツートップが売れなかった場合、docomoからiPhoneがついに発売されるかもしれない、という見解が成立する。僕は、もともと、Mac式のパソコンなんて使ったことなんてないのにAirbookが欲しいなんて言ってみたり、WALKMANからiPodに乗り換えたいなんて行ってみたり、と少しAppleに憧れがあり(あの林檎マークかっこいいじゃん!)、スマホにするならiPhoneがいいなぁなんて思っていたから、この見解の通りになれば、非常に嬉しい。そうしたら、僕はきっとこのXPeriaからiPhoneに乗り換えているだろう。あ、でも、スマホは契約上、最低2年は使わなくちゃいけないんだ。大学生に成長して、僕のスマホが何になっているか、自分でも楽しみである。