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2012年の「音楽」を私的に振り返る。 〈2012年10月-12月編〉

【2012年10月〜12月】THE BAWDIES

THE BAWDIES。僕が初めて彼らの音楽に触れたのは、実は数ヶ月前の「ハングリー!」という向井理主演のドラマの、主題歌経由として、だ。「ROCK ME BABY」を初めて聴いたときは、てっきり昔のロックンロールを主題歌として起用しているのかな(そういうドラマも少なくはないし)と思っていた。だけれど、あまりにも心に響くので、昔の"古き良き"音楽を発掘するつもりでyoutubeで検索してみたら、驚いた。こんな古臭い(いい意味で)音楽が、僕がその時はまりつつある「邦ロック」のジャンルにいたことに。全編英語詞、それもまるで桑田佳祐さんのようなしゃがれたダミ声でソウルフルに歌う姿は、僕にとってはとても新鮮、かつカッコよく映った。僕はその魅力にハマり、「JUST BE COOL」など過去の曲を聴きだし、THE BAWDIESの音楽にハマっていった……わけではない。しばらく、「ROCK ME BABY」「JUST BE COOL」等、曲の「カッコいい」というイメージだけが先行していて、ほかのアーティストに比べると、THE BAWDIESはあまり僕の中で重要ではない存在になってしまっていたのだ。普通なら、ドハマりする曲を聴いて、そしてそのアーティストの過去の曲をどんどん聴いていって、旧譜もしくは新譜を買って、さらに深入りして……という、一定の路をたどってファンになっていくのだが、僕とBAWDIESの場合は、Youtubeで数曲聞いてから、パタッとBAWDIESを聴かなくなってしまったのだ。それは、たぶん、まだ音楽経験の浅かった僕にとって、全編英語詞や独特な声など、あまりに衝撃的すぎた要素が多かったからかもしれない。

そして、再燃したのは「LEMONADE」発売時。つまり10月31日だ。Youtubeで、偶然見つけたトレイラー映像を聴いて、再び驚いた。そして、やっと自分の好きな音楽がわかった気がした。このような、ギター中心のミディアムポップスが好きなんだな、と。アルバム発売を待たずに、シングルを購入してしまった(自分でもこのケースは珍しいと思う)。そのシングルに同封されていたハガキの「タワーレコードインストアライブ招待抽選」にも幸運に当選し、その日を待ち遠しく思いながら参加した。(恥ずかしながらも)それが、初めてのライブハウス経験だったわけだから、熱が入りすぎていて、肝心のライブのことは「楽しかった」という記憶以外、ほとんど覚えていない。だが、その日から僕は「BAWDIESの虜になったんだな」と確信したのは記憶にある。そのあと、アルバム「1-2-3」をGETし、今、愛聴なうだ。経済的な面で、全県ツアーに行くことができないのが今一番の悔みであるが、これからもきっと、ずっと聴いていくだろう。

……と、またまた、僕の嫌いな要素を持った、(僕から生まれる)文章たちでお送りした2012年の「私的音楽振り返り」だったが、ここから得られる結論は、特に用意をしていない。ただの記録であるから、当然のことだろう。ただただ、一つ言えるのは、これからも僕は、2012年に新しくハマった「邦ロック」というジャンルをどのような形でも、聴いていくんだなぁ、ということ。これからもどんどんCDを購入して、ライブにも行くんだなぁと。2013年1月は既に2枚もCDを購入した。今まで最近の音楽とは無縁だった僕が、「お金がない」と喚いていた貧乏学生が、2枚も購入する、というのはまさに"異例の事態"である。やはり、経済的事情を吹き飛ばすほどの音楽熱が強くなってきたからかもしれない(音楽を聴くことによって得る自己満足などは一切ないのだが)。ちなみに、次に購入するCDは決定している。Base Ball BearPERFECT BLUE」(Single)、Base Ball Bear「バンドBのベスト」(Best Album)。昨年の夏の「閃光ライオット」のゲストアクトで見たベボベのベストアルバム、ニューシングルということで、発売日が1週間後ということで、僕は今とても機嫌が良いと思う(自分で言うのもなんだが)。最後にここまで長文を読んでいただいたことに感謝して終えることにしよう。ありがとうございました。もう二度と、こんな文章は、書かない。