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2012年の「音楽」を私的に振り返る。 〈2012年7月-9月編〉

旧ブログ(FC2)

【2012年7月〜9月】星野源、back number、andymori

星野源さん。なかなか聴く機会がなかったから、どんなジャンルの音楽をやっているか分からなくて、特に興味がわかなかったわけで("源"という最近では見馴れない名前は少し脳内でひっかかったくらい)、7月くらいからテレビで流れてた「資生堂 アネッサ」のCMを聴くまでは全く無知であった。「♪星野源」と表示されていたので、「この声が星野源なのかー」と、その時は「こういう音楽をやっているのか」という記憶を頭の片隅にしまっておくだけだったのだが、(源さんの歴史的なものを見れば、ちょうどこの頃が「メディアプッシュ期を始めた頃」だったらしく、)僕がそのCMを見た数週間後、偶然「ミュージックステーション」を見ていたら、ご本人が登場してきた。その時、初めて顔としゃべり声と曲のフルサイズを知った。陽気なメロディ、素敵な笑顔で楽しそうに演奏している点が印象に残り、パソコンを開いて、youtubeでほかの曲も聞いてみた。月並みな感想だけれど、何気ない日常の風景の詞と、それを引き立てる優しいメロディ、優しい声から日本語の美しさを再確認される。もう少し砕いて言うならば、"癒される"の一言につきる。「くだらないの中に」「日常」など、アルバム「エピソード」収録曲がツボ。現在本人はくも膜下出血によって、復帰準備中なので少し待ち遠しくなるが、アルバムが発売されたら、絶対買おうと決めている。

back number(バックナンバー)。略すとバクナン。このバンドの存在は、ネットで「Mステ YOUNG GUNS」の動画(今は消されている)で、「恋」を歌っているのを見て、知った。back numberという独特なバンド名は、「彼女にとって、振られた自分はback number(型遅れ)だから」という意味合いらしい(Wikipediaより)。だから、ラブソングの歌がほとんどで、まさに"恋愛至上主義バンド"(悪く捉えないで欲しい)なのだが、僕の苦手な、"リア充臭"はいまいちしない。「あ、好きなアーティストかも」と確信したのは、シングル「わたがし」発売時から。本格的に聴き始めたのはアルバム「blues」発売時から(このアルバムは、前作「スーパースター」と同じく、とても素晴らしい作品だと思う)。メディアで紹介されるときは、「その切ない歌詞が若者の心に……」「ボーカルの実体験から描かれた歌詞に注目……」と決まり文句がつくのだが、僕はそれほど歌詞に心打たれない人間だから、どちらかというと、メロディラインの切なさに注目して欲しいと思っている。確かに歌詞も素晴らしいと思うし、切ない要素もあるが、メロディが純日本産っぽくて(例えるならばレミオロメンの「粉雪」みたいな)、僕は好きだ。このバンドの場合だと、曲が詞を引き立てているのではなく、詞が曲を引き立てている感じ(少し言い過ぎかもしれないが)。そんな僕からのおすすめ曲は、「春を歌にして」「わたがし」。どちらもインストゥルメンタルでも聞いても心地いいくらい。今年、このバンドはブレイクすると思う。いや、もうブレイク中か。これからも陰ながら応援していこう。

andymori(アンディモリ)。僕のブログで猛プッシュした記憶のある、アーティストだ。あの記事のあとも、アルバムを借りて、新しい彼らの様々な曲と出会ったりして、ますます好きになっている。特に、「グロリアス軽トラ」や「1984」など、「昔の良き風景」が謳われている歌詞と、少年のようなボーカルの小山田さんの無垢な声が、とてもマッチしている、かつロックンロール調の曲(例えば「everything is my guitar」「革命」)では、3ピースバンドとは思えない、攻撃的なサウンドを見せる。そんなギャップ、音楽性の振り幅の大きさには感心してしまう。昨年12月、脱法ハーブ所持でまぁいろいろ有名になってしまった(刑事処分はなくなったらしく、無事に予定したツアーも遂行できたみたいだ)。脱法ハーブ所持は、もちろんとても悪いことで許されることではないけれど、彼らが作り上げてきた曲や、その世界観は色褪せることはないと思う。このような事を書くと、いわゆる「信者」っぽくてあまり好きじゃないのだけれどね。徐々にTSUTAYAでアルバムを借りていき、今後の活動を楽しみにしておこう。〈2012年10月-12月編に続く〉